ホルモン関連以外のガンにもイソフラボンが効く
ガンを防ぐ食生活で、もうひとつ心がけたいのは、タンパク質摂取を動物性の食品に頼りすぎないようにし、良質のタンパク源であり、ホルモンの調整にも役立つ大豆食品を多くとることです。
ホルモンに関係する乳ガンや前立腺ガンの予防にイソフラボンが有効であることは、すでに述べた通りですが、イソフラボンには、ガンの発生を抑制するだけでなく、
もし、ガンになってしまった場合でも、ガンの増殖や転移の危険が少なくなると考えられています。
これは、イソフラボンに、血管が新しくできることを抑える働きがあるためです。
ガン細胞は、転移・増殖していく際には、自分の周りに多数の血管をつくり、そこから栄養を得、また、その血管などを通して転移していきます。
ところが、イソフラボンは、こうした血管ができるのを抑え、このため、ガンの進行がくい止められるようなのです。
この効果が注目されるようになったのは、前立腺ガンとイソフラボンとの関係からです。
前にも紹介したように、日本人は、欧米人に比べ、前立腺ガンによる死亡率が低くなっています。
しかし、前立腺ガン以外の理由で死亡した男性を病埋解剖してみると、実は前立腺ガンだったというケースは少なくありません。
つまリ、前立線ガンを発病しながらも、本人はそれを知らず、治療を受けるほどの必要もないまま、ほかの理由で死亡してしまっているわけで、
この前立腺ガンの進行をくい止めていたのはイソフラボンと考えられるのです。
一般にもよく知られているように、ガンでは、増殖や転移が非常に危険な状態を招きます。
病巣部分のガンは摘出できる状態でも、すでに増殖・転移しているために手遅れといった話はよく聞かれます。
しかし、こうしたガンの増殖や転移をイソフラボンで抑えることができるとしたら、ホルモンとは関係のないガンの治療にもイソフラボンがきっと役立つに違いありません。
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