イソフラボンで、血糖値と脂肪細胞の改善
人間は活動するためのエネルギーを得るために食物をとりますが、食物に含まれる糖質は消化酵素によって分解され、ブドウ糖になります。
ブドウ糖は、肝臓にいったん蓄えられ、そこから必要に応じて、血液を使ってからだのあちらこちらの組織に運ばれエネルギー源として活躍します。
血糖値というのは、こうしたシステムにおける血液中のブドウ糖の濃度のことで、通常は調整機能が働き血糖値が調節されています。
とくに、この血糖値が多いときに下げる役割を担うのがインスリンと呼ばれるホルモンで、このインスリンがまったく出ないか、働きが弱いと血糖値は上がったままになります。
これが糖尿病です。
そのインスリンの分泌を促進し、また、ブドウ糖を有効に利用する作用が大豆にあります。それが大豆タンパクです。
大豆のタンパク質がこんなところでも活躍しているのがわかっているのです。
さらに、大豆に含まれるイソフラボンもインスリンに反応することが分かってきました。
これは、わたしたちのからだにある脂肪細胞と協力しながら、血液中の糖(血糖)を脂肪細胞に取り込むことによって減らす働きをすることです。
つまりイソフラボンは脂肪細胞の良い働きを強化し、血糖値を減らす働きがあるのです。
ところで、このインスリンの分泌を鈍らせる原因のひとつが肥満です。
肥満とは、脂肪組織が増大する(脂肪が「増える」のでなく、ひとつ一つの「脂肪細胞」という細胞が大きくなる)ことです。
脂肪は生きるうえで必要ですが、その「脂肪細胞」の周りにある前駆脂肪細胞(大きくなっていない細胞)が「脂肪細胞」となり肥満を引き起こします。
脂肪組織が増大する初期には、すい臓は多量のインスリンを出し血糖値を抑制しますが、それが長く続くと、すい臓は疲れ始め、逆にインスリンの分泌を鈍らせていきます。
くれぐれも肥満に注意したいところです。
インスリン
すい臓で分泌されるホルモン。
血液中の糖(血糖)を細胞に取り込み、それをエネルギーに変えることを助ける。
逆にいえば、血液中の糖の量(血糖値)を減らす。
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