バランスのよい食事が骨を強くする
じょうぶな骨をつくり、維持するには、ビタミンDとカルシウムが必要です。
このうち、ビタミンDは、日光に当たれば体内で自然に合成されるというのは、先に紹介した通りです。
北欧の人たちが、短い夏の間によく日光浴するのも、一種の生活の知恵なのかもしれません。
ただ、簡単に日光浴といっても、仕事に追われるような毎日では、それさえ思うにまかせないかもしれません。
食事からビタミンDをとるには、メザシやシラス干しなど、魚を内蔵ごと食べるのが有効です。
1円に必要な量は、サンマなら1匹分ですから、内蔵も食べられるような魚料理のくふうをしてみましょう。
一方、カルシウムですが、これは、牛乳、乳製品、小魚などからとることができます。特に、カルシウムの吸収率がよいのは牛乳です。
牛乳に含まれている乳糖は、小腸壁の細胞にあるカルシウムの吸収機構を活性化し、カルシウムの腸管吸収を促進させると考えられています。
また、乳糖は、カルシウム以外にもミネラルの吸収を促進したり、体内のカルシウムを保つ役割も果していることがわかっています。
カルシウムは、ほうれん草などの野菜類にも含まれていますが、植物性の食品にはシュウ酸があり、体内で、カルシウムの利用を阻害するので、カルシウム摂取に関しては、あまり適しているとはいえません。
いまでは、魚骨や卵殻、カキ貝殻、牛骨などの粉末などを原料にしたカルシウム剤も多数市販されていますが、
食事でカルシウムをとるには、やはり牛乳や乳製品がよいといえます。
日本人には、乳糖不耐症といって、体質的に牛乳を受け付けない人も少なくありませんが、こうした人は、ヨーグルトやチーズ、あるいはシチューなどを利用して、体質に合った牛乳のとり方を考えてみましょう。
カルシウムを補うには?
カルシウムは骨の原料として知られるが、骨をじようぶにするのにカルシウム摂取だけでは意味がないことも知られている。
ビタミンDを多く含み、吸収がよいとされる牛乳ですら、それだけではカルシウム不足を補えない。
カルシウムを補うには、マグネシウムなど他のミネラルの摂取も必要。
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