ホルモンって何?
人間の体は、約60兆個の細胞からできています。
そして、これらの細胞は、それぞれ情報を伝達しながら個々の機能を働かせ、人間の生命を維持させています。
この情報伝達、細胞の働きの調整を行っているのが「神経」と「ホルモン」です。
神経は、瞬時に情報を伝える通信網です。
たとえば、熱いものに触れたとき、ヤケドをしないよう、すぐに手を引っ込めるのは、神経が「熱い → 危険」という情報を伝えるためです。
一方、ホルモンは体内で必要に応じてつくられ、血液の流れにのってからだの中をまわっている化学物質です。
人間のからだには、腺という器官があり、特殊な化学物質をつくり出だし、それをからだの内外に排出しています。
腺には、唾液腺や汗腺のように、管を通してその物質を体外に分泌する外分泌腺と、特別な導管がなく、細胞がつくるその物質を直接血液に排出する内分泌腺とがあり、ホルモンは、この内分泌腺から分泌されています。
おもな内分泌腺おもな内分泌腺には、腺、副腎、膵臓、性腺男性では葦丸)があり、下垂体、甲状腺、副腎、膵臓、性腺(女性では卵巣、男性では睾丸)さまざまなホルモンが分泌されています。
たとえば、脳の下垂体前葉からは、成長ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモンが分泌されています。
成長ホルモンは成長を促し、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモンは、それぞれのホルモンの分泌を促進させる役割を持っています。
性腺刺激ホルモンは、卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン、催乳ホルモンに分けられ、これらにより、
女性では卵胞の発育や排卵、乳汁の分泌、男性では精子の形成、男性ホルモンの分泌が促進されるのです。
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