イソフラボンも「環境ホルモン」なのか
環境ホルモンは、一般には「化学物質」というイメージが強くあるのではないでしょうか?
実際、ダイオキシンもPCBも、殺虫剤も除草剤も、人間がつくり出した化学物質です。
しかし、本来結合すべきホルモンに代わってレセプターに結合してしまう物質を環境ホルモンとするならば、
フィトエストロゲン(植物由来の女性ホルモン)はどうなるのでしょう?
フィトエストロゲンも、エストロゲン・レセプターと結合して、エストロゲンに似た働きをします。
このため、イソフラボンなどのフィトエストロゲンも広い意味では「環境ホルモン」に入ると指摘する人もいます。
植物が、人間のエストロゲンに似たフィトエストロゲンという化合物を持つようになったのは、草食動物の生殖機能を低下させ、自分たちを食べつくされないように進化してきたためといわれています。
つまり、草食動物のホルモンをかく乱するのが目的だったというわけです。
しかし、いま、人間が「これを食べると生殖能力が落ちる」と心配するような豆類や野菜はありません。
これは、植物を食べる動物のほうでも植物性エストロゲンに対し耐性を持つようになったからと考えられます。
進化の過程で生まれたフィトエストロゲンと、近年になって生じた化学物質とは、一見似たような作用をしても、まったく別のものと考えて妥当でしょう。
それどころか、フィトエストロゲンの効力は、人間の役に立ってさえいます。
フィトエストロゲンがレセプターと結合していれば、化学物質の「環境ホルモン」は入ってこれません。
その結果、人間は、化学物質の悪影響からからだを守ることができます。
また、エストロゲンの不足からくる病気に対しては、エストロゲンの代わりとなり、病気を予防、改善します。
一方で、乳ガンのようにエストロゲンの過剰が二因となっている病気では、本来のエストロゲンの分泌を抑制し、病気を予防・改善させる効力を見せています。
ダイオキシンとは?
人類が生み出した最強の毒物といわれ、遺伝子を傷つけ、奇形誘発や発ガンの原因となる。
最近は、環境ホルモンとしても注目されだしたが、無法工業先進国である日本は世界最大のダイオキシン汚染国と指摘されている。
脂肪に溶け込む性質があるため、母乳を通した赤ちゃんへの影響が心配される。
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