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日本人はアメリカ人より骨が弱い
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日本人がイソフラボンが不足しがち
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日本型の食生活
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長寿で健康を保つ沖縄の人の食べる豆腐とは?
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大豆には健康維持に欠かせないパワーある!
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大豆にはさらにレシチンのパワーもある
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イソブラボンの薬理作用
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女性の更年期障害について
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更年期障害を防ぐ為のイソフラボン
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更年期は女性の大きな変革期
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ホルモン関連以外のガンにもイソフラボンが効く
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ガン予防のための食生活の基本
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ガンと近年の食生活習慣
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イソフラボンは抗ガン作用がある?
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肥満を予防・改善にも、イソフラボンが効果を発揮
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日本人の食生活
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糖尿病の予防・治療にも大豆で!
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女性の更年期障害も、イソフラボンで!
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若さを保つ!大豆(イソフラボン)パワー
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イソフラボンの効果
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イソフラボンで動脈硬化を予防
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イソフラボンで活性酸素を抑える
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イソフラボンで「環境ホルモン」をブロック
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イソフラボンで、血糖値と脂肪細胞の改善
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イソフラボンで、コレステロール対策
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老人性痴呆も大豆イソフラボンで予防
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大豆と遺伝子組み換え作物
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骨粗しょう症とイソフラボン
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バランスのよい食事が骨を強くする
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「女性様ホルモン」がカルシウムの流出を防ぐ
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「カルシウム」だけでは骨租しょう症の予防にはならない
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ホルモンバランスを破壊する「環境ホルモン」
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ホルモンの重要な働き
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ホルモンって何?
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イソフラボンも「環境ホルモン」なのか
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イソフラボンは女性ホルモンに似ている
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日本人はアメリカ人より骨が弱い
骨は20〜30歳のころ、もっとも重量があり、強い状態(ピークボーンマス)にあります。
しかし、30代半ばごろからは、骨を硬くするリン酸カルシウム(骨塩)の量が減り始め、だんだんと骨粗しょう症の状態に近づいていきます。
深刻な骨粗しょう症までいかなくとも、骨が弱くなっていくわけですから、若かったころに比べ、骨折しやすくなってしまうことは確かです。
骨が弱くなる原因のひとつは老化ですが、骨粗しょう症が、閉経後の女性に庄倒的に多いのは、エストロゲンが不足してくるためと考えられています。
エストロゲンには、骨のカルシウムが血中に溶けるのを防ぐ働きがあり、これが不足すると骨が弱くなるスピードが加速されてしまうというのです。
それならば、エストロゲンを新たに体外から授与したり、あるいは、エストロゲンに似たイソフラボンを補給すれば、骨が弱くなることを防げるのではないか、これはだれしも考えることでしょう。
そして、実際それは可能なのです。
欧米では、閉経後の女性にエストロゲンを与えて骨折を防ぐ療法が確立されています。
また、ラットを使った実験でも、イソフラボンを与え続けると、骨の密度が高くなることが実証されています。
日本人の大腿骨頸部骨折は、アメリカの約三分の一です。
このような差が生まれたのは、西洋人に比べ短身であるからともいわれますが、
大豆製品をとることでイソフラボンも摂取し、かつカルシウムの多い小魚などを食べていた日本人では、骨が弱くなるスピードもそれだけ遅かったに違いありません。
いま、日本人は、カルシウムの豊富な大豆製品も小魚も、昔のようには摂取しなくなりました。
それに比例するかのように、骨粗しょう症による骨折率は多くなってきています。
いまのうちに、イソフラボンの摂取を心がけ、骨折率増加をくい止めたいものです。
カテゴリー:大豆イソフラボンの効果
日本人がイソフラボンが不足しがち
日本には欧米諸国に比べ、大豆を原料とした食品がたくさんあり、それにともなってイソフラボンの摂取量も多いのは先にも述べた通りです。
アメリカは、世界最大の大豆生産国ですが、これらの大豆は大部分が家畜の飼料となり、ヒトの口に入る食物としては考えられていませんでみそした。
それにひきかえ、日本では、しよう油にしても味噌にしても、大豆製品は生活に密着した食品です。
おそらく、日本人は、大豆製品を毎日のように口にしているはずです。
ちなみに、これら大豆製品のイソフラボンの含有量は各1グラムあたり、納豆が1.3ミリグラム、豆腐が0.5ミリグラム、油揚げが0.7ミリグラム、ミソは製品によってばらつきがありますが、だいたい0.4ミリグラム、しよう油が0.02ミリグラムなどとなっています。
これなら、豆腐と油揚げのミソ汁でかなり効率的にイソフラボンを摂取することができそうです。
ところが、これだけ恵まれた食品がありながら、日本人のイソフラボン摂取量は十分かというと、そうでもないのです。
一日に摂取したいイソフラボンの量は、成人でだいたい30ミリグラムなのですが、
近年の日本人の平均摂取量は17.96ミリグラム。
なんと必要量の約半分という結果が出ています。
また、世帯主が若いほどイソフラボン摂取量が少なくなっていることもわかっています。
これは、世代が若くなるにつれ、大豆食品離れが進んできている証拠ともいえます。
ところで、日本人の大豆食品摂取については、興味深い話があります。
日本人がとっている大豆食品では、豆腐がトップなのですが、沖縄の豆腐摂取量は全国平均の約2倍なのだそうです。
沖縄は、ご存じのように、長寿県で、ガンや心臓病、脳卒中による死亡率も全国一低いのですが、その秘密のひとつは、この豆腐の摂取量にあるといわれています。
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日本型の食生活
日本人の食生活は、次第に欧米化してきました。
しかし、日本人が、欧米化された食生活を滴喫しているころ、1980年代からアメリカなどでは日本食への見直しが始まっていました。
動物性食品に偏った食生活を送ってきたアメリカ人たちが、バランスのよい日本食に目を向けたのです。
日本食なら栄養バランスもよく、カロリー過多にもなりにくく、成人病の予防にもなるというわけです。
皮肉なことに、日本型食生活がよいという認識は、アメリカから日本に逆輸入されてきたわけです。
イソフラボンについても、研究が始まったのは欧米においてです。
欧米人がイソフラボンに関心を持ったのは、日本人の長寿と健康の秘密を探った結果、その鍵を握っているのは大豆に含まれているイソフラボンではないかという答えに達したためです。
アメリカでは1991年、国立ガン研究所(NCI)が290万ドルの予算をかけてイソフラボンの抗ガン作用の研究を始めましたし、
1996年にベルギーのブリュッセルで開催された「第2回、大豆の成人病予防と治療に関する国際シンポジウム」でも、参加した欧米の医学関係の学者や研究者、病院関係者がもっとも関心を示したのはイソフラボンでした。
イソフラボンについての科学論文、医学論文が欧米ではたいへん多く発表されています。
日本型食生活の利点の認識だけではなく、大豆に含まれているイソフラボンが多くの病気や不定愁訴の予防に効果があるという知識もまた、欧米から日本に入ってきたのです。
栄養補助食品としてのイソフラボンの開発も、アメリカの例をみてわかる通り、執心に進められています。
せっかく取り入れてきた欧米型の食生活のデメリットより日本型食生活のほうがよかったとは、日本人としては残念をことですが、
大豆のパワーを今一度身につけられるよう、現在の食生活を見直していきたいものです。
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長寿で健康を保つ沖縄の人の食べる豆腐とは?
沖縄の人は長寿で知られています。
それも、相当の年齢になっても外で働くなど、現役で暮らしています。
日本は、世界的に見ても長寿の回ではありますが、沖縄県はそのなかでも別格扱いできるほどです。
外国の人はもとより、本土の人も、沖縄県人の長寿をうらやましく感じています。
では、どうして、沖縄県人には健康で長寿の人が多いのでしょう?
豊かな自然や気候など環境も影響しているでしょう。
おおらかな性格も無関係ではないでしょう。
しかし、沖縄人の長寿の秘密は、実は食にあるといっても過一言ではありません。
沖縄には、沖縄独特の料理があります。
こうした独特の料理が生まれたのは、食材の違いからくるだけではなく、食べたものはすべて体の血や肉になり、しかも薬にもなるという医食同源の考え方からきているといえます。
その沖縄で、一般家庭でもよくつくられる有名な沖縄料理「チャンプルー」は、豆腐といっしょに豚肉や野菜をラードで妙めたものです。
このとき使われる豆腐は「沖縄豆腐」という独特のものです。
沖縄豆腐は、木綿豆腐の一種なのですが、一丁約900gくらいと、ふつうの木綿豆腐の3倍ほども重くどっしりとしています。
それだけ密度が高いのです。
沖縄豆腐は、チャンプルー以外にも、揚げ豆腐、汁物の具、自あえなど、さまざまに利用されており、沖縄料理には欠かせない素材です。
また、沖縄には、沖縄豆腐のほか、豆腐を発酵させた「豆腐よう」などもあり、
これらの豆腐類が日常の食生活にどんどん利用されているというのですから、沖縄の豆腐摂取量が全国平均の約2倍というのもうなづけるところです。
以前触れましたが、沖縄の人が長寿なのは、このように、豆腐を多く取り入れた食生活からきているものと考えられています。
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大豆には健康維持に欠かせないパワーある!
大豆は良質のタンパク質を多く含み、日本では「畑の肉」といわれるほど、その栄養価が認められてきた食品です。
ソ欧米諸国に比べ、日本人と大豆とは非常に深い関係にあります。
味噌やしょう油など、日本人に欠かせない調味料は大豆が原料です。
豆腐、ぎっこく煮豆、納豆なども大豆からできています。
日本人が、長い間、雑穀と魚介類、野菜中心の一見豊かともいえない食生活を続けてきたにもかかわらず、健康を保ってこられたのは、
大豆食品をじょうずに食生活のなかに入れてきたからだといっても過言ではないでしょう。
豆腐をつくったあとに残る「おから」さえ、栄養があると珍重されてきたことはご存じの通りです。
大豆に含まれている栄養素としては、タンパク質のほか、ビタミンやミネラルなどがよく知られています。
ところが、大豆に含まれているイソフラボンという物質に注目が集まるようになってきました。
イソフラボンは大豆に含まれる「植物性化合物」で、アクの強い、いわゆる「えぐ味」のもとです。
つまり、あまり歓迎できる物質ではありませんでした。
ところが、最近の研究で、このイソフラボンに、骨粗しょう症、ガンや心臓病、その他さまざまな病気を予防したり、更年期障害を軽減するなどの働きがあることがわかってきました。
そして、大豆を家畜の飼料としてしかみなされていなかったアメリカをはじめ、世界の眼がイソフラボンに向けられるようになってきました。
日本人の長生きの秘密は実は大豆食品にあったとさえいわれ、各国で栄養補助食品としてのイソフラボンが市販されるようにもなってきました。
イソフラボンの研究は、いま、日本よりも欧米において進行しています。
日本人は、大豆食品に慣れていたため、かえってその昔重さに気づかなかったのかもしれません。
しかし、ここで、今一度、日本でも大豆食品の力を見直してみましょう。
カテゴリー:大豆イソフラボンの効果
大豆にはさらにレシチンのパワーもある
大豆には、イソフラボン以外にも、人間にとって大切な物質が含まれています。
レシチンです。
レシチンは、脂質のなかのリン脂質の一種です。
レシチンという名はギリシャ語の「卵黄」から来ており、実際、卵黄に多く含まれています。
そのほか、動物の脳や骨髄といった主要器官、植物では大豆などにたくさん含まれています。
レシチンは、人間の細胞膜には必ず存在し、細胞に必要な栄養分を吸収し、老廃物を排泄する役割を果しています。
このように、レシチンは人間にとってなくてはならない物質なのですが、現代人には、このレシチンが不足しているという報告があります。
レシチンの働きとしては、
動脈硬化予防、老化防止、脳細胞・神経細胞の活性化、高血庄・心臓病・肝臓病・糖尿病・腎臓病・貧血症の予防や治療、皮膚疾患の予防、肥満防止、妊娠中毒症の予防、細胞への栄養補給
などがあげられます。
ことばを変えれば、レシチンが不足すると、さまざまな疾患が起こりやすいということです。
こうしたイソフラボンやレシチンの働きを見ると、大豆は、まさに健康維持には欠かせない食品といえます。
そして、日本人は、これまで、特に意識してきたわけではなかったにもかかわらず、大豆によって健康と長寿を手に入れてきていたことになります。
現在、日本人の生活はすっかり欧米化してきています。
食生活においても、従来の日本型食生活は影をひそめてしまったといってもよいでしょう。
大豆食品の消費も確実に減ってきています。
しかし、これまで培ってきた日本型食生活が健康に結びつくものであるなら、日本人がそれを失っていくのは、あまりにも惜しいといわざるを得ません。
これからは、意識して、ふだんの食事に大豆食品をとり入れるようにしてみてはいかがでしょうか。
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イソブラボンの薬理作用
わたしたちが何げなしに食べてきた食材に、これまでは思いもよらなかった健康効果が相次いで再発見されています。
例えば野菜などに含まれる食物繊維がそうで、以前は「食物のカス」と言われ、
栄養のないムダなものと考えられていたものが、今では陽の浄化になくてはならないものであることが常識となりました。
大豆においても同じように、欧米人には「えぐ昧」として敬遠されていた成分であるイソブラボンの薬理作用が発見されたのです。
こうした食生活と健康との関係は近年ますます注目されています。
テレビなどでは連日「健康によい食品」が紹介され、なかにはブームまでが起こります。
こうした流行は、かつてのように化学合成された薬品ではなく、自然の食物中に存在するものを日常生活のなかで無理な<摂取することで、発病を回避しようという考え方が基本にあります。
ただ注意したいのは、注目される食品だけに気を奪われることです。
イソフラボンで骨組しょう症が防げるといっても、骨の元になるカルシウムが不足すれば元もこもありません。
要はバランスのよい食事が大切ということですが、やっかいなのが現代の食生活です。
バランスのよい食事が果たしてできるのか、そこに健康食品への関心の高まりがあります。
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女性の更年期障害について
女性は閉経前後、いわゆる更年期になると、からだに不調を覚えることが少なくありません。いわゆる更年期障害です。
これは、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減り、ホルモン全体のバランスが乱れて起こるもので、個人差はありますが、顔面紅潮や頭痛、頭重、倦怠感、動悸、肩凝りなどの症状を感じます。
ただし、これらの症状は老化の一過程で、病気とはいえず、不定愁訴と呼ばれています。
更年期障害は、女性にとってはつらいものですが、欧米諸国に比べると、日本女性の更年期障害は比較的おだやかだということが知られています。
そして、その理由は、日常生活に大豆食品がとり入れられていて、大豆に含まれているイソフラボンを多く摂取しているからだといわれています。
イソフラボンの分子構造は、女性ホルモンのエストロゲンによく似ています。
このため、イソフラボンを摂取していると、エストロゲンの減少をカバーすることができるのです。
イソフラボンは植物性化合物ですが、人間のエストロゲンと同じような働きを持っています。
その効力は、エストロゲンの1000分の1くらいですが、大豆製品などをとった場合、血液中のイソフラボン濃度は、エストロゲン濃度の1000倍も高くなり、エストロゲン減少による弊害をくい止めることが可能になるのです。
イソフラボンは、薬ではありませんが、更年期障害のさまざまな症状に効くことは、はっきりと分かっています。
そろそろ更年期かもしれないと感じ始めている年齢の人、すでに更年期を迎えた人はもちろん、若い人も、もっとイソフラボンに注目してみましょう。
更年期障害が少しでも軽くなれば幸いですし、もし、障害を未然に防ぐことができれば、それに越したことはありません。
カテゴリー:大豆イソフラボンの効果
更年期障害を防ぐ為のイソフラボン
更年期障害はエストロゲンの分泌の減少が原因です。
ですから、イソフラボンを摂取すると、更年期障害のさまざまな不定愁訴は緩和されます。
しかし、いくら症状がおだやかといっても、更年期に起こってくるさまざまな障害を乗り越えていくのは、本人にとってはつらいものです。
そこで、イソフラボンのほかにレシチンの力も借りてみましょう。
レシチンは、神経細胞の疲労や障害を治す力があります。
更年期障害では顔面紅潮や頭痛といったからだの不調のほかに、かっとのぼせるといった逆上感を起こすこともあります。
また、更年期を迎える50歳前後は、夫や子どもに対する悩みや心配事が重なる時期ともいえます。
つまり、更年期のころは、からだだけでなく、精神も不安定になりがちなのです。
こうした状態に、レシチンはよく効きます。
更年期障害の症状は、家庭内や職場でのちょっとしたトラブルをきっかけに起こることが多く、最初は数日で治るのですが、
しばらくするとまた起こり、症状に悩む時間が次第に長くなっていきます。
レシチンは、細胞に栄養を与え、老廃物を排除しますから、身体的症状を取り除くのに役立つうえ、精神的な悩みの解消にも役立ちます。
イソフラボンとレシチンをじゅうぶんに補給していけば、更年期障害のつらさはかなり改善されるはずです。
そのほか、ビタミンEをとることも心がけましょう。
ビタミンEは、若返りのビタミンと呼ばれているくらいで、更年期障害の予防とさまざまな症状の緩和に非常に役立ちます。
さらに、食生活だけでなく、日常の生活では、親しい友人を持つとか、趣味の会に参加するとか、環境の改善を図ることもだいじです。
さまざまな症状に悩むだけでなく、積極的に外に日を向けること、これも更年期を楽しく過ごすコツなのです。
カテゴリー:大豆イソフラボンの効果
更年期は女性の大きな変革期
ホルモンバランスは精巧な機械のように微妙です。
微妙なだけに、ちょっとしたことでバランスがくずれてしまうことがあります。
たとえば、受験前で緊張を強いられていたり、家庭内や職場に悩みがあったりするとき、それまで正確だった月経の周期が狂うことがあります。
精神的な原因でもバランスがくずれるくらいですから、なんらかの埋由で、排卵をとめる薬を服用しているときなどは、バランスがくずれて当然ともいえます。
こうした場合は、原因を取り除けば、ホルモンバランスは回復するものです。
しかし、女性にとっては、どうしても通らなければならないホルモンバランスがくずれる時期というものがあります。
更年期です。
更年期とは閉経前後、年齢にして45〜55歳ごろの時期です。
この時期を迎えると卵巣の機能が低下し始め、視床下部が脳下垂体を通じて、これまでと同様の指令を出しても卵巣の反応は鈍くなり、やがてほとんど反応しなくなります。
そして月経はなくなります。閉経です。
更年期に特有の障害が起きるのは、おもに卵巣のエストロゲンの減少が原因です。
たとえば、病気で卵巣をとってしまった場合には、更年期を迎える時期は、ふつうより早まります。
このため、卵巣に病気があって、手術が必要というときでも、医師は卵巣の一部だけでも残そうと努力するものです。
一部だけでも残って、エストロゲンが分泌されていれば、平均的な年齢で更年期を迎えることができるからです。
閉経は、自然の流れのなかで必ず起こることですから、もちろん病気ではありません。
しかし、それまで視床下部、脳下垂体、卵巣が微妙に連携してきた状態がくずれたのは事実です。
病気という診断は下らなくとも、からだはこの時期、大きな変革期を迎えたことになります。
カテゴリー:大豆イソフラボンの効果
ホルモン関連以外のガンにもイソフラボンが効く
ガンを防ぐ食生活で、もうひとつ心がけたいのは、タンパク質摂取を動物性の食品に頼りすぎないようにし、良質のタンパク源であり、ホルモンの調整にも役立つ大豆食品を多くとることです。
ホルモンに関係する乳ガンや前立腺ガンの予防にイソフラボンが有効であることは、すでに述べた通りですが、イソフラボンには、ガンの発生を抑制するだけでなく、
もし、ガンになってしまった場合でも、ガンの増殖や転移の危険が少なくなると考えられています。
これは、イソフラボンに、血管が新しくできることを抑える働きがあるためです。
ガン細胞は、転移・増殖していく際には、自分の周りに多数の血管をつくり、そこから栄養を得、また、その血管などを通して転移していきます。
ところが、イソフラボンは、こうした血管ができるのを抑え、このため、ガンの進行がくい止められるようなのです。
この効果が注目されるようになったのは、前立腺ガンとイソフラボンとの関係からです。
前にも紹介したように、日本人は、欧米人に比べ、前立腺ガンによる死亡率が低くなっています。
しかし、前立腺ガン以外の理由で死亡した男性を病埋解剖してみると、実は前立腺ガンだったというケースは少なくありません。
つまリ、前立線ガンを発病しながらも、本人はそれを知らず、治療を受けるほどの必要もないまま、ほかの理由で死亡してしまっているわけで、
この前立腺ガンの進行をくい止めていたのはイソフラボンと考えられるのです。
一般にもよく知られているように、ガンでは、増殖や転移が非常に危険な状態を招きます。
病巣部分のガンは摘出できる状態でも、すでに増殖・転移しているために手遅れといった話はよく聞かれます。
しかし、こうしたガンの増殖や転移をイソフラボンで抑えることができるとしたら、ホルモンとは関係のないガンの治療にもイソフラボンがきっと役立つに違いありません。
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ガン予防のための食生活の基本
偏食や同一食品を繰り返し食べることをさけ、適量のビタミン摂取というのは、栄養をバランスよくとるためで、これは、ガン予防のみならず、健康維持の基本といってよいでしょう。
同一食品を繰り返し食べないというのは、発ガン性を持つ食物に対する警告でもあります。
たとえば、山菜のわらびには、発ガン物質が含まれています。
ふきのとうやふき、タンポポなども同様です。
しかし、これらの食物がガンに結びつくのは、よほど大量に食べたときだけで、実際問題としてはあまり心配する必要はありません。
ただ、発ガン物質が微量であっても、そればかり食べていると、体内に蓄積されていきます。
それを避けるためにも、同一食品ばかりを続けて食べることは避けたほうがよいのです。
また、魚や肉の焦げた部分やある種のカビなどにも、発ガン性があります。
ハムーセージ、魚肉のり製品などに利用されてい加物もそうです。
塩からいもの、熱いものとガンとの関係は、食塩摂取量の多い地域、熱い茶がゆを毎日のように食べる習慣のある地域などで、冒ガンの発生が高いことからきている注意事項です。
食べ過ぎ、飲み過ぎは、高血庄や糖尿病など、生活習慣病のもととなります。
また、こうした体質では、ガンにもなりやすくなるため、気をつけなくてはなりません。
発ガン性のある食品などをみていくと、身の周りに安心して食べられるものがなくなってしまいそうですが、
摂取割合の問題もありますので、極度に神経質にならず、ただ、
「これらは食べすぎると危ない」
という知識だけは持っておくようにすればよいでしょう。
また、繊維は、大腸内の水分や有毒物質をスポンジのように吸収し、便として排出してくれるため、積極的に摂取することが勧められます。
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ガンと近年の食生活習慣
依然、日本人の死亡原因で最も多いのがガンです。
私たちの周囲は発ガン物質にあふれ、ある意味で一触即発と言っていいかもしれません。
例えばタバコです。
国内ではタバコは発ガンの原因にはならないとして販売されていますが、同じ製品でも海外へ輸出されるときには発ガンの危険ありと表示されるケースもあります。
また、食品添加物や農薬の頬もそうです。
国内では安全とされ、輸入食物に使用されている場合もありますが、欧米では、使用禁止、あるいは発ガン物質として表示されるものもなかにはあります。
さらにダイオキシン。
国内での安全基準は、ドイツなとの10倍の基準となっています。
つまり私たちは、ガンの脅威から自らを自らの手で守る必要があるのです。
そこで、ガンから身を守るにはどうすればいいのか、ガンの原因はさまざまで完全な回答はありませんが、何より正しい知識を持つことが必要でしょう。
例えば、緑黄色野菜を食べるということでガンを予防できるかというと、そう単純ではありません。
生食がかえって大腸ガンの原因になることもあるのです。
野菜は湯通しすることで、野菜に蓄積した化学肥料や農薬を排除できる、など。
正しい予防知識と、もちろん早期発見が大切だということです。
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イソフラボンは抗ガン作用がある?
ガンは、現在、日本人の死亡原因のトップを占めている恐ろしい病気です。
ガンは、その発生した部位によって、肺ガンとか胃ガン、乳ガン、子宮ガン、前立腺ガンなどに区別されていますが、いずれも、悪性の腫瘍です。
腫瘍というのは、体の細胞から発生して増殖し、しこりとなるものをいいます。
腫瘍のなかには、腺桂や脂肪睦、ポリープなど、ある程度大きくなると増殖が止まってしまうものもあり、これは良性睦瘍といって、人間の生命を奪うことはありません。
ところが、ガンは、無限に増殖を続け、発生したところから離れた他の組織にまで転移することも多く、放っておけば最終的には死に至ります。
ガンの原因は、遺伝も関係しているといわれていますが、ほとんどの場合、タバコ、放射線や紫外線、発ガン性を持つ各種の食品など外からの原因、あるいはウイルスによって引き起こされます。
ホルモン関連では、エストロゲンが減少すると前立腺ガンの抑制力が弱くなり、逆に過剰だと乳ガンになりやすいことが知られています。
イソフラボンには、こうしたホルモンに関係したガンを予防する働きがあります。
イソフラボンの抗ガン作用に関する研究が進められてきた背景には、大豆食品をよくとっている日本人と欧米人では、発生するガンの種類や進行の具合が違うことへの注目がありました。
すなわち、日本人は、欧米人に比べ、ホルモンに関係するガン発生率が少なく、
前立腺ガンの場合には、発病しても増殖や転移があまり見られず、死亡に至る率が少なかったのです。
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肥満を予防・改善にも、イソフラボンが効果を発揮
肥満が、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの疾患を誘発することはよく知られています。
また、肥満は、体重を支える腰や膝の負担が大きくなるため、関節を傷める元ともなっています。
よく
「ズボンのベルトで、使っている穴が1個外側にずれると、それだけ寿命が縮まる」
といいますが、肥満が健康を損ねる原因となっているのは事実です。
肥満の多くは、過食と運動不足が原因です。
しかし、過食と運動不足は、現代人の多く、特に中高年がもっとも陥りやすい生活習慣ともいえるでしょう。
ホルモンの異常からくる肥満といった特殊な例を除けば、肥満を予防、改善するには、カロリー計算をもとに摂取エネルギーを落とし、適度な運動をするのが常道です。
食事の内容は、糖質に片寄らずに、良質のタンパク質をとるようにするのがよいでしょう。
そして、レシチンを多く含む納豆や豆腐などの大豆食品や、健康補助食品としてのレシチンをできるだけ多くとるよう心がけましょう。
大豆食品には、タンパク質も豊富に含まれていますし、レシチンには、細胞の働きを活性化させる働きがあります。
細胞の働きが活性化すると、細胞は必要な栄養分をどんどん吸収し、老廃物をすみやかに排出していきます。
この老廃物排出の過程で、余分な脂肪も洗い流されます。
レシチンをじゅうぶんにとっていると、肥満を予防することができるのはこのためです。
すでに肥満してしまっている場合にも、レシチンがダイエット効果を上げてくれることが期待できます。
レシチンは、それ自体ダイエット食品ではありませんが、ダイエットを側面から支えてくれるわけです。
また、レシチンには、脳の神経細胞にも働き、イライラを静めてくれます。
ストレスもまた現代の生活習慣病の危険因子のひとつですから、この点でもレシチンをとることは、健康維持に欠かせないことといえます。
カテゴリー:大豆イソフラボンの効果
日本人の食生活
古くからの日本人の食生活は、穀物、魚介類、野菜、菌類が中心でした。
このバランスのとれた食生活に、さらに肉食の習慣が加わり、ますます豊かにになりましたが、近年、残念なことに肉食志向が行き過ぎつつあります。
そのため、カロリーバランスは<すれ、さらに欧米人に比べて腸が長いとされる日本人の体質から、肉を大腸にためやすく、それが大腸ガンを引き起こすことが問題視されています。
これと同時に野菜は、食物繊維やミネラルなどの栄養価が化学肥料の過剰散布などにより逓減しつつあります。
こうしたなか、有機野菜が注目を集めていますが、完全な南機野菜の生産はコストがかかるなど非常に難しいのが現実です。
飽食の時代、グルメの時代と言われて久しいにもかかわらず、私たちの食生活は、トータルでみると必要な栄養は不足し、
不必要なカロリーを摂取するというアンバランスに陥っています。
実は食生活は、見た目とは違い、ますます貧困化しているのが実際のところです。
そこで、かつ効果的に栄養がとれる健康食品が注目されるようになりました。
そして、技術の進歩は薬理効果を壊さすに効果的に摂取できる抽出方法を完成させました。
カテゴリー:大豆イソフラボンの効果
糖尿病の予防・治療にも大豆で!
45歳を過ぎると10人に1人は糖尿病といわれるほど、糖尿病は身近な病気です。
糖尿病は、血中のブドウ糖の量を調節するインスリンが正常に出なかったり、うまく働かなくなる病気です。
糖尿病は、もともと糖尿病の素質を持った人に、過食や多飲、運動不足、ストレスなどの誘因が加わって発病します。
初期には自覚症状はありませんが、放っておくと、臼、腎臓、神経系統などに支障をきたすなど、さまざまな合併症が引き起こされます。
糖尿病そのもので昏睡状態になり命を落とすこともあります。
糖尿病かどうかは、血糖値で診断されますが、イソフラボンには、この血糖を下がりやすくする働きがあります。
つまり、イソフラボンを摂取することによって、糖尿病を予防したり、進行をゆるやかにできるわけです。
糖尿病の予防や治療には、レシチンも役立ちます。
レシチンは、インスリンの分泌を盛んにすると同時に、乳化作用で血中の脂肪を減少させることができるからです。
仮に糖尿病になってしまったときにもイソフラボンやレシチンの力を借りましょう。
糖尿病では、食事療法が治療の基本となります。
インスリンは、食後、血糖値が高くなったときに、これに応じて分泌され、血糖値を下げていくのですが、
糖尿病では、このインスリンがうまく働かないため、食事のカロリーをひかえめにして、インスリンの働きが弱くとも血糖値が上がりすぎないようにするのです。
この場合、血糖値を下げたり、インスリンの分泌をうながすイソフラボンやレシチンがあれば、食事療法の効果もあがるでしょう。
糖尿病は怖い病気ですが、じゆうぶんに予防可能ですし、発病しても、血糖値のコントロールが、うまくいっていれば、健康な人となんら変わらない生活が営めます。
そういう意味では、怖がりすぎる必要はない病気ともいえるのです。
カテゴリー:大豆イソフラボンの効果
女性の更年期障害も、イソフラボンで!
更年期障害は、本人には苦しくとも、時間がたてば治ります。
しかし、症状が軽くとも、閉経前後に、女性のからだが大きく変化することは認識しておく必要があります。
エストロゲンの減少が、単なる不定愁訴にとどまらず、本当の病気の原因になることもあるからです。
頭痛や動悸、発汗があるときは、自分で更年期障害と決めず、まず医師に相談することです。
そこで、病気でないと診断されれば不定愁訴で、本人は不快でも、重大な病気ではないという点では安心できます。
更年期障害に対しては、卵巣ホルモンから分泌されるエストロゲンを注射か内服薬で与えるという治療法を行うこともあります。
しかし、長い期間、ホルモン剤を体内に入れるということに不安を感じる女性は少なくないでしょう。
それに比べると、自分で、フィトエストロゲンであるイソフラボンを摂取していくのは安心な方法といえます。
イソフラボンは、ホルモン剤ではなく、食物の一部だからです。
また、卵巣からとったエストロゲンを投与すると、量によっては不正出血を見ることがありますが、イソフラボンには、そうした心配もありません。
どうしても、この時期からは、それまでエストロゲンで抑えられていた動脈硬化や高血圧の症状が起こりやすくなってきます。
心臓病などの成人病にかかりやすくなるほか、うつ病や初老期の痴呆などの症状が出てくる人もいます。
骨粗しょう症の傾向が出てくるのもこのころからです。
「健康には自信がある」と言い切れた女性でも、更年期以降は、自分のからだにじゅうぶん注意を払っていく必要があります。
更年期を迎えたら、これまで以上にイソフラボンの摂取を心がけるべきでしょう。
イソフラボンには、動脈硬化や高血庄、また、骨組しょう症の予防や改善に効果があることがわかっています。
イソフラボンは、更年期の障害の軽減のみならず、それ以降の病気対策にも役立てられるというわけです。
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若さを保つ!大豆(イソフラボン)パワー
レシチンは、健全な細胞を維持していくのに欠かせない物質です。
レシチンが不足すると、細胞の新陳代謝がうまくいかなくなり、心身ともに不調が生じます。
逆にいうと、体内にレシチンがじゅうぶんにあれば、細胞はいきいきと活動を続けられるということです。
そして、若返りの効果さえ期待できるのです。
年をとると、体内には、老化を促進させる過酸化脂質が増えてきます。
この過酸化脂質は、タンパク質といっしょになるとリボフスチンという黄褐色の顆粒を合成し、細胞の核近くに沈着していきます。
リボフスチンは、老人性のシミの原因ではないかと考えられている物質です。
このリボフスチンを分解するものとしては、現在、レシチンとビタミE、不飽和脂肪酸(オレイン酸)が知られています。
つまり、これらをじゅうぶんにとっていると、老化が防げるというわけなのです。
ことに、レシチンとビタミンEの組み合わせは、若返り効果を高めてくれます。
ビタミンEの抗酸化作用が、レシチンのなかの不飽和脂肪酸の酸化を防ぐからです。
レシチンに含まれている不飽和脂肪酸は、体内に入ると酸化しやすいという特徴があり、酸化してしまうとレシチンの働きも鈍くなってしまうのですが、
ビタミンEといっしょに摂取していれば、その心配がないのです。
いってみれば、ビタミンEは、レシチンを含んでいる細胞膜のサビ防止のような役割を担っているのです。
レシチンは、人間の細胞のなかには必ず存在するものですが、現代人では不足気味です。
ふだんから、健康補助食品として市販されているレシチン製品で補充することをおすすめします。
また、ビタミンEは、大豆をはじめとした豆類の胚芽部分のほか、米、麦の胚芽部分、黄緑色野菜、植物油などに含まれています。
錠剤として市販もされています。
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イソフラボンの効果
大豆パワーについて、イソフラボンの研究の世界的権威者メシーナ博士は、1985年にはイソフラボンの研究論文は14報告しかなかったのが、
最近では数多くの論文が発表されるようになったと、その注目度の広がりについて説明しています。
「日本人、特に沖縄の人が長寿である理由として、もしかしたら大豆製品を多く摂取しているからかもしれない」、
「日本女性の更年期障害がゆるやかなのは、失われつつあるエストロゲンを大豆イソフラボンが補っているからかもしれない」
という推測は以前からありました。
だからこそ、イソフラボンに世界の目が注がれたわけですが、こうしたことに対する細かなデータは、しばらく前までは非常に少なかったのです。
現在では、不定愁訴や病気の予防、改善に効果がある、健康管理によいなど、イソフラボンやレシチンにおけるさまざまな効果が知られるようになってきました。
遠隔地に住む人同士を比較したり、大豆の摂取量の違った場合の各種ケース、あるいはマウスやラットを使った実験なども多く行われています。
そして、大豆パワーに関するさまざま仮定は、だんだんと現実的な説得力を持つ論理へと変わってきています。
しかし、実際には、研究は始まったばかりなのです。
これまで発見されただけでも、大豆パワーの効能は実に多く、まるで万能薬のようですが、まだまだ新たな効能が発見される可能性は期待できるところです。
それにしても、すでにこれほどの効能が知られていながら、一般の日本人では、イソフラボンやレシチンということばさえ知らない人が少なくありません。
日本人は「納豆を食べるとガンを防げる」といいますが、その理由についてはうとく、また、大豆食品のそのほかの効用についてまでは知らないケースも多いでしょう。
医学関係者には、現在わかっている大豆のよさや新たな発見を、一般に、もっとアピールしてほしいものです。
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イソフラボンで動脈硬化を予防
動脈硬化は、動脈の壁が弾力を失って、そこに脂肪がたまったり石灰が付着し、血液の通り道が狭くなってしまう症状です。
老化現象のひとつですから、型成代、あるいは40歳代を越えると、だれにでも起こってきますが、進行すると、脳卒中や狭心症、心筋梗塞など命にかかわる病気を招きます。
動脈硬化の危険因子は、高血庄、コレステロール、喫煙、肥満、糖尿病、ストレスなどです。
動脈硬化を促進するのは、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステールです。
これに対し、血管壁からLDLコレステロールを排除するのはHDLコレステロールで、こちらは善玉コレステロールと呼ばれます。
イソフラボンには血圧の上昇を防ぐとともに、HDLコレステロールを減らさずに、LDLコレステロールを減らします。
つまり、動脈硬化の予防や進行を抑えるのに、イソフラボンはたいへん有効なのです。
動脈硬化は、加齢とともにだれにでも起こるといいましたが、これを男女比で見ると、40歳前半くらいまでは、女性のほうが総コレステロール値が低く、HDLコレステロール値が高い傾向にあります。
つまり、男性のほうが動脈硬化が進行する危険が大きいということです。
ところが、閉経を迎えるころになると、女性のコレステロール値が次第に上昇してきます。
これは、更年期になり、エストロゲンの分泌が減ってきたためです。
これまで、総コレステロール値が低く、HDLコレステロール値が高かったのは、エストロゲンのおかげだったのに、その抑制力がなくなってしまったのです。
閉経後、動脈硬化の進行を防ぐには、エストロゲンに似た働きをするイソフラボンを積極的に摂取するのがよい方法です。
また、血管をきれいにするレシチンもあわせてとるとよいでしょう。
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イソフラボンで活性酸素を抑える
人間は、常に呼吸しています。呼吸によって取り入れられた酸素は、血液によって全身の細胞に運ばれ、細胞は、血液中の酸素と栄養からエネルギーをつくり出しています。
酸素は、このあと、水に還元されていきますが、こうした代謝のなかで活性酸素がつくられていることがわかっています。
活性酸素は、酸素の一種ですが、酸化作用(鉄でいうとサビさせるような作用)が強く、脂肪分子とくっつくと過酸化脂質という有害物質をつくります。
また、アルコール分子にくっつくと、細胞を傷つけたり、細胞の遺伝子を狂わせて、動脈硬化や心臓病、糖尿病、ガンなどの病気を誘発します。
体内には、活性酸素を還元する物質もあります。抗酸化物質です。ただ、体内の抗酸化物質は、活性酸素を還元するときに酸化されてしまい、今度はその物質自体が体内でトラブルを引き起こし始めるというやっかいな性質があります。
活性酸素を消去させ、かつ、抗酸化物質を安定した形に保つには第三の物質が必要なのです。
大豆には、この活性酸素を消去する抗酸化物質と、抗酸化物質を安定させるもうひとつの物質の両方があるといわれています。
それは、大豆サポニンです。
サポニンにはいくつもの種類がありますが、このうちの抗酸化作用を持つサポニンと、抵酸化物質を安定させる働きのあるサポニンが組合わさると、体内に、強力な抗酸化作用が生まれるのです。
ところで活性酸素は、人間の老化を早め、ガンや成人病の原因となり、また、女性にとって気になるシミ・ソバカスなど肌の老化を進めます。
その活性酸素の発生は酸素を活動のエネルギーにしている生物にとっては避けられないのですが、現代社会では、ストレスや大気汚染、食品に添加された化学物質など、
さらには喫煙によって、必要以上の量を私たちは体内で発生させてしまっています。
せめて毎日の食事に、活性酸素の悪い働きを抑える気配りが必要ではないでしょうか。
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イソフラボンで「環境ホルモン」をブロック
「環境ホルモン」が、しばしば問題にされるようになってきました。
「環境ホルモン」とは、以前説明した通り、体内でホルモンの働きを妨げる作用を持つ化学物質のことで、内分泌かく乱物質とも呼ばれています。
環境ホルモンは、人間をはじめとする動物に、精手の減少や免疫機能の低下などの悪影響を及ぼすといわれています。
環境ホルモンの代表格のひとつともいえるダイオキシンが発生する地域に住んでいる人や、妊娠している女性などは、環境ホルモンについてずいぶん心配していることでしょう。
環境ホルモンとなる化学物質は、もともと自然界にはなく、人間がつくり出したものです。
その意味では、人間は、自分たちがつくり出した物質に復讐されているようなものともいえます。
しかし、すでに環境ホルモンがある以上、対策を考えなくてはなりません。
環境ホルモンが、人間や動物たちのホルモンの働きを妨げるのは、体内でホルモンを受け止めるレセプターという部分を占領してしまうからです。
このために生殖能力が低下するなどの現象が現れるのです。
レセプターを占領するという作用はイソフラボンにもあります。
しかし、イソフラボンの場合は、人間に悪影響を及ぼすことはありません。
むしろ、人間にとっては歓迎すべき状態をつくり出しているといえます。
なぜなら、イソフラボンがレセプターを占領しているときは、環境ホルモンはレセプターに入ることができず、からだは、環境ホルモンの影響を受けずにすむからです。
イソフラボンは、環境ホルモンに対し、人間に有利になるような働きをしているのです。-----
EXTENDED BODY:
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イソフラボンで、血糖値と脂肪細胞の改善
人間は活動するためのエネルギーを得るために食物をとりますが、食物に含まれる糖質は消化酵素によって分解され、ブドウ糖になります。
ブドウ糖は、肝臓にいったん蓄えられ、そこから必要に応じて、血液を使ってからだのあちらこちらの組織に運ばれエネルギー源として活躍します。
血糖値というのは、こうしたシステムにおける血液中のブドウ糖の濃度のことで、通常は調整機能が働き血糖値が調節されています。
とくに、この血糖値が多いときに下げる役割を担うのがインスリンと呼ばれるホルモンで、このインスリンがまったく出ないか、働きが弱いと血糖値は上がったままになります。
これが糖尿病です。
そのインスリンの分泌を促進し、また、ブドウ糖を有効に利用する作用が大豆にあります。それが大豆タンパクです。
大豆のタンパク質がこんなところでも活躍しているのがわかっているのです。
さらに、大豆に含まれるイソフラボンもインスリンに反応することが分かってきました。
これは、わたしたちのからだにある脂肪細胞と協力しながら、血液中の糖(血糖)を脂肪細胞に取り込むことによって減らす働きをすることです。
つまりイソフラボンは脂肪細胞の良い働きを強化し、血糖値を減らす働きがあるのです。
ところで、このインスリンの分泌を鈍らせる原因のひとつが肥満です。
肥満とは、脂肪組織が増大する(脂肪が「増える」のでなく、ひとつ一つの「脂肪細胞」という細胞が大きくなる)ことです。
脂肪は生きるうえで必要ですが、その「脂肪細胞」の周りにある前駆脂肪細胞(大きくなっていない細胞)が「脂肪細胞」となり肥満を引き起こします。
脂肪組織が増大する初期には、すい臓は多量のインスリンを出し血糖値を抑制しますが、それが長く続くと、すい臓は疲れ始め、逆にインスリンの分泌を鈍らせていきます。
くれぐれも肥満に注意したいところです。
インスリン
すい臓で分泌されるホルモン。
血液中の糖(血糖)を細胞に取り込み、それをエネルギーに変えることを助ける。
逆にいえば、血液中の糖の量(血糖値)を減らす。
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イソフラボンで、コレステロール対策
動脈硬化の危険因子のひとつにコレステロールがあることはよく知られています。
動脈硬化は、場合によっては命に関わる病気を引き起こす症状ですから、コレステロール値の高さに一喜一憂している人も多いことでしょう。
確かに動脈硬化とコレステロールは密接な関係にあります。
コレステロールを主とした脂質やたんぱく質が動脈の内膜に蓄積していくと、かたまりができ、その部分の動脈壁の一部がふくれあがってきます。
すると、動脈硬化は一層悪化します。
動脈壁へのコレステロールの沈着を促進させるのは、動物性脂肪のとり過ぎや栄養過剰、糖尿病、タバコなどです。
このうち、栄養過剰は自分でコントロールすることができますし、禁煙も本人の意志しだいで可能でしょう。
ただ、肉食については、極端に減らすと、栄養が悪くなって血管が傷みやすくなり、脳出血を起こしやすくなるといわれています。
コレステロールを心配するあまり、肉食をやめるのも問題なのです。
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)、善玉コレステロール(HDLコレステロール)とイソフラボンの関係はすでにお話しした通りです。
動脈硬化はかなり若いうちから発生していますから、早めにイソフラボンを取り入れ、進行をくい止めましょう。
動脈硬化には、治療より予防することが大切と心得てください。
また、からだのしくみは、高血庄であると、動脈硬化や糖尿病になりやすく、糖尿病だと、高血圧や動脈硬化になりやすいなど、いろいろに関係しています。
イソフラボンは、単に動脈硬化予防によいというだけでなく、高血圧や糖尿病も防ぎますから、からだ全体の健康維持に優れているといってよいでしょう。
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老人性痴呆も大豆イソフラボンで予防
アルツハイマー型痴呆や脳血管性痴呆の人たちは、正常者と比べ、尿中に排泄されるカルシウムの量が多い傾向にあることがわかっています。
このため、痴呆症の発症は、カルシウム不足も関係しているのではないかといわれています。
カルシウム不足が痴呆症発症の一因となれば、ふだんからカルシウムをじゅうぶんにとり、イソフラボンでその流出を防げば、痴呆症になるリスクが少なくなることになります。
痴呆症では、また、正常者に比べ、血液中のビタミンDの濃度が低いそうです。
カルシウムとビタミンDなどの骨をじょうぶにする成分は、痴呆症予防にも役立っているのです。
痴呆症の予防には、レシチンも有効です。
レシチンは、不飽和脂肪酸、コリン、グリセロリン酸、リンなどの成分からできていますが、このうちのコリンは、脳の伝達物質のひとつであるアセチルコリンをつくる元です。
このことから、レシチンは老人性痴呆予防に役立つと考えられています。
レシチンは、また、脳細胞膜の重要な構成物質でもあります。
脳細胞膜がいきいきしていれば、痴呆症の心配もそれだけ少なくなります。
それどころか、記憶力、集中力、学習力など、脳の神経活動の活発化さえ期待できるのです。
脳細胞膜のレシチンは、ストレスによって含有量が減少していきます。
人間は、ストレスがなくなる、つまり、外からの刺激がなくなるとボケがちになりますが、そのストレスに対応していくには、じゅうぶんなレシチンが必要です。
このことからも、レシチンが老化予防、痴呆予防に効力があることがわかるでしょう。
日本人の平均寿命は年々伸びています。
せっかく長く生きられるのですから、イソフラボンとレシチンをじょうずにとり、心身ともに健康な高齢期を楽しみましょう。
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大豆と遺伝子組み換え作物
義務化をめぐって日本でもようやく注目されるようになりました。
日本に出回っている遺伝子組み換え食物は2タイプあり、
ひとつは農薬に強いもので、特定の除草剤を大量散布しても目的の作物には影響がないもの(大豆やナタネ)と、それを食べにきた害虫を殺してしまうもの(ジャガイモ、トウモロコシ)があります。
遺伝子組み換え食物での急性の毒性はないことが確認されていますが、その一方、長期にわたり摂取した場合の危険性は、もちろん現在のとこう確認のしようがありません。
不安を広げているのはそのためです。
さて、健康によいと注目されている大豆ですが、日本で手に入る大豆の大半はアメリカ産で、なかには遺伝子組み換え大豆が入っている可能性はかなりの割合になります。
急性の毒性はないとはいえ、不気味さを感じる場合は、表示義務に茎ついた表示を確認されることをすすめます。
イソブラボン抽出の健康食品でも組み換え大豆不使用のものが販売されています。
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骨粗しょう症とイソフラボン
イソフラボンが骨からカルシウムが溶け出すのを抑制することは、人間を対象にした調査や実験でも証明されました。
調査のひとつは、ハワイにすむ70歳代の日系女性、関西近郊に住む50歳代の女性、沖縄県に住む50歳代と70歳代女性で、超音波による骨密度と、尿中イソフラボン量を測定するというものでした。
尿中イソフラボン量は、イソフラボンをどのくらいとっているかの指標となるもので、もちろん、尿中イソフラボン量が多いほど、イソフラボンの摂取量も多いことになります。
この調査の結果では、地域に関係なく、尿中イソフラボン量が多い人ほど、骨密度が高いことがわかりました。
イソフラボンには、確かにじょうぶな骨を維持するのに深く関係しているのです。
また、沖縄県から大豆食品をほとんど食べないブラジルへと移住した50歳代の閉経後の女性と、関西近郊に住む同じく50歳代の閉経後の女性に、1日約50mgのイソフラボンを10週間連続して摂取してもらい、骨吸収との関係を調べる実験も行われました。
その結果は、やはり、イソフラボンの摂取後、骨吸収が低くなっていました。
このことは、それまで大豆食品をさほど食べていなくとも、食生活を変えて、イソフラボンの摂取量を多くすれば、骨吸収を少なくすることができることを示しています。
骨が形成され、エストロゲンがじゅうぶんに分泌されている若いときに、カルシウムやビタミンDをよくとって骨密度を高めておき、
さらに、エストロゲンが減少する閉経前から、イソフラボンを多くとるように心がけていれば、閉経後、骨粗鬆症になる危険は、それだけ少なくてすむというわけです。
欧米人に比べ、日本人の骨折率が少ないのは大豆食品をとっていたおかげのようです。
現代の食卓には、昔ほど大豆食品が並ばなくなってしまいましたが、栄養補助食品を利用するなどして、イソフラボンの摂取を心がけていきたいものです。
骨の役割
皿骨は身体を支えるなどの役割のほかに、カルシウムを蓄えていく役割をも担う。
カルシウムは血液中にも存在し、ここでは神経や筋肉を刺激する役目がある。
血液中のカルシウム濃度が低くなれば、骨から血液にカルシウムを供給する。
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バランスのよい食事が骨を強くする
じょうぶな骨をつくり、維持するには、ビタミンDとカルシウムが必要です。
このうち、ビタミンDは、日光に当たれば体内で自然に合成されるというのは、先に紹介した通りです。
北欧の人たちが、短い夏の間によく日光浴するのも、一種の生活の知恵なのかもしれません。
ただ、簡単に日光浴といっても、仕事に追われるような毎日では、それさえ思うにまかせないかもしれません。
食事からビタミンDをとるには、メザシやシラス干しなど、魚を内蔵ごと食べるのが有効です。
1円に必要な量は、サンマなら1匹分ですから、内蔵も食べられるような魚料理のくふうをしてみましょう。
一方、カルシウムですが、これは、牛乳、乳製品、小魚などからとることができます。特に、カルシウムの吸収率がよいのは牛乳です。
牛乳に含まれている乳糖は、小腸壁の細胞にあるカルシウムの吸収機構を活性化し、カルシウムの腸管吸収を促進させると考えられています。
また、乳糖は、カルシウム以外にもミネラルの吸収を促進したり、体内のカルシウムを保つ役割も果していることがわかっています。
カルシウムは、ほうれん草などの野菜類にも含まれていますが、植物性の食品にはシュウ酸があり、体内で、カルシウムの利用を阻害するので、カルシウム摂取に関しては、あまり適しているとはいえません。
いまでは、魚骨や卵殻、カキ貝殻、牛骨などの粉末などを原料にしたカルシウム剤も多数市販されていますが、
食事でカルシウムをとるには、やはり牛乳や乳製品がよいといえます。
日本人には、乳糖不耐症といって、体質的に牛乳を受け付けない人も少なくありませんが、こうした人は、ヨーグルトやチーズ、あるいはシチューなどを利用して、体質に合った牛乳のとり方を考えてみましょう。
カルシウムを補うには?
カルシウムは骨の原料として知られるが、骨をじようぶにするのにカルシウム摂取だけでは意味がないことも知られている。
ビタミンDを多く含み、吸収がよいとされる牛乳ですら、それだけではカルシウム不足を補えない。
カルシウムを補うには、マグネシウムなど他のミネラルの摂取も必要。
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「女性様ホルモン」がカルシウムの流出を防ぐ
ビタミンDやカルシウムなど、骨をじょうぶにする材料を体内に取り入れた後は、せっかくとった骨の成分、カルシウムを失わないようにすることを考えなくてはなりません。
カルシウムの骨からの流出を「骨吸収」といいます。
エストロゲンの不足が骨吸収率を高めるのであれば、エストロゲン同様の働きをするイソフラボンを摂取してみてはどうか、
これは、だれしも思いつくところでしょう。
実際に、イソフラボンで骨吸収を抑えられるのか、それを実証するため、動物実験が行われました。
実験のモデルになったのはラットです。
メスのラットから卵巣をとると、閉経後の女性と同じようにエストロゲンが不足した状態になります。
そこで、卵巣をとったラットを2つのグループに分け、1つのグループにはイソフラボンを混ぜた餌をやり、もう1つのグループには、ふつうの餌だけを与えてみました。
そして、2週間後と4週間後にラットの尿を調べてみたのです。
骨のタンパク質が溶けだすと、尿中にタンパク質が分解されてできたビリジノリンとデオキシビリジノリンが出てきます。
つまり、尿中のビリジノリンとデオキシビリジノリンの量を測れば、骨吸収率がわかるわけなのですが、
実験モデルとなったラットでは、イソフラボンが含まれた餌を与えたグループのほうが骨吸収率が低いことがわかりました。
4週間後には、大腿骨の骨密度も測られたのですが、この結果も、やはり、イソフラボン餌グループのほうが、骨密度が高いという結果が得られました。
予想通り、イソフラボンの摂取が、骨のカルシウムの保持に役立つこということが実証されたのです。
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「カルシウム」だけでは骨租しょう症の予防にはならない
骨粗しょう症を予防するには、
日光をよく浴びること、
適度な運動をすること、
食事でカルシウムをとること、
が重要です。
日光浴が大切なのは、カルシウムを骨に沈着させるビタミンDは、日光に当たることによって体内で自然に合成されるものだからです。
運動は、骨に刺激を与え、骨の細胞の働きを盛んにして、老化や萎縮を防ぎます。
カルシウムは骨を形成する成分で、じようぶな骨をつくるためには欠かせないものです。
骨とカルシウムの関係は、一般にもよく知られていて、ふだんから牛乳や乳製品、小魚などをとるよう心がけている人は少なくないでしょう。
食品業界でも、カルシウムを強化した食品が多数開発されています。
しかし、各国のカルシウム摂取と大腿骨頸部骨折との関係を調べた調査では、カルシウムを多く摂取している地域で骨折率が低いとは必ずしも言い切れないという結果が出ています。
それぞれの国の環境やライフスタイルも影響しているのかもしれませんが、骨については、ただ、カルシウムをとってさえいれば安心というわけにはいかないようなのです。
骨組しょう症が閉経後の女性に多いことを考えあわせると、骨をじょうぶに保つためには、カルシウムをじゅうぶんに摂取するとともに、
骨からのカルシウム流出をいかにくい止めるかがポイントになっているらしいことがわかります。
エストロゲンには、骨からカルシウムが溶けだす骨吸収を抑える働きがありますが、このホルモンが急激に減少する閉経後には、骨量の15〜50%は失われるといわれています。
これに対抗するには、若いうちに骨量を高めておくのがいちばんです。
骨粗しょう症による骨折は、現在、年々増加しています。
若年代から、タンパク質の摂取とともに、骨吸収を抑える方法を考えないと、骨粗しょう症予備軍は増えるばかりといえるでしょう。
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ホルモンバランスを破壊する「環境ホルモン」
更年期は、女性が生涯において必ず通らなくてはならない時期です。
この時期、女性のホルモンのバランスは、それまでとは違ったものになっていきます。
しかし、それは自然の流れです。
ところが、外部からの刺激によって、否応もなくホルモンバランスがくずされることがあります。
犯人は、環境ホルモンです。
環境ホルモンは、内分泌かく乱物質と呼ばれる物質で、名前の通り体内で分泌されるホルモンの働きを本来とは違った形に乱してしまいます。
ホルモンについて、ここで、もう少しくわしく説明しましょう。
体内のホルモンは、脳下垂体や卵巣など数ヶ所の内分泌腺でつくられ、血液によって身体の各部に運ばれ、そこで目的の細胞にたどりつきます。
そのホルモンを待ち受けているのはレセプター(ホルモン受容体)です。
ホルモンはレセプターと結合して、細胞内のDNA(遺伝子)に指令を伝えます。
こうしたしくみで人間のからだは調整されているわけです。
本来、ホルモンには特定のレセプターがあり、それ以外と結合することはないと考えられています。
つまり、エストロゲン・レセプターだったら、エストロゲンとしか結合しないわけです。
ところが、実際に結合すべきホルモンの代わりにレセプターと結合し、 DNAに誤った指令を出す物質があることがわかってきました。
それが環境ホルモンなのです。
環境ホルモンについては、実のところ、まだはっきりした定義はありません。
ただ、人間を含めた生物のホルモンバランスを大きくくずし、生殖異常や学習機能の低下などを招く物質だということだけは確かです。
環境ホルモンといわれている化学物質には、廃棄物の焼却過程などで生成されるダイオキシン類、電機製品などに利用されているPCB(ポリ塩化ビフェニオール)類、各種の殺虫剤や除草剤などがあります。
合成洗剤や化粧品の材料なども、環境ホルモンと考えられています。
経口避妊薬のピルも、人為的にホルモンを乱すという意味では環境ホルモンといえるかもしれません。
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ホルモンの重要な働き
私たちの身体は、体温を常に一定に保つなどの「恒常性(ホメオスダーシス)」を持っています。これを担うのがホルモンです。
ホルモンは、神経から受けた情報にもとづいて内分泌腺からつくり出され、血管などを通り目的の細胞へ到達し役割を果たします。
このホルモンの分泌が多すぎたり、あるいは必要なときに分泌しなくなると、体調が狂ったり、長く続くなど最悪の場合には糖尿病などの病気を引き起こしてしまうのです。
さらに、「環境ホルモン」によってその働きがかく乱されれば、本人だけでなく子孫や種の維持にまで影響を及ぼすことが解ってきています。
しかし、ホルモンの働きの大切さは、忙しい日常のなかで見逃されてきたのではないでしょうか。
ダイエットを含む栄養補給や適度な運動での体力アップと違い、ホルモンバランスを考えるのは難しい、と思っていた時期が続いてきました。
私たちは、ホルモンの機能やバランスに関心を持ち始める時代を迎えました。
こうした中で、自然のなかに存在し、しかも日本人が古くからなじんできた食材に含まれる女性様ホルモン=イソフラボンが注目されているのです。
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ホルモンって何?
人間の体は、約60兆個の細胞からできています。
そして、これらの細胞は、それぞれ情報を伝達しながら個々の機能を働かせ、人間の生命を維持させています。
この情報伝達、細胞の働きの調整を行っているのが「神経」と「ホルモン」です。
神経は、瞬時に情報を伝える通信網です。
たとえば、熱いものに触れたとき、ヤケドをしないよう、すぐに手を引っ込めるのは、神経が「熱い → 危険」という情報を伝えるためです。
一方、ホルモンは体内で必要に応じてつくられ、血液の流れにのってからだの中をまわっている化学物質です。
人間のからだには、腺という器官があり、特殊な化学物質をつくり出だし、それをからだの内外に排出しています。
腺には、唾液腺や汗腺のように、管を通してその物質を体外に分泌する外分泌腺と、特別な導管がなく、細胞がつくるその物質を直接血液に排出する内分泌腺とがあり、ホルモンは、この内分泌腺から分泌されています。
おもな内分泌腺おもな内分泌腺には、腺、副腎、膵臓、性腺男性では葦丸)があり、下垂体、甲状腺、副腎、膵臓、性腺(女性では卵巣、男性では睾丸)さまざまなホルモンが分泌されています。
たとえば、脳の下垂体前葉からは、成長ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモンが分泌されています。
成長ホルモンは成長を促し、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモンは、それぞれのホルモンの分泌を促進させる役割を持っています。
性腺刺激ホルモンは、卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン、催乳ホルモンに分けられ、これらにより、
女性では卵胞の発育や排卵、乳汁の分泌、男性では精子の形成、男性ホルモンの分泌が促進されるのです。
カテゴリー:大豆イソフラボンの効果
イソフラボンも「環境ホルモン」なのか
環境ホルモンは、一般には「化学物質」というイメージが強くあるのではないでしょうか?
実際、ダイオキシンもPCBも、殺虫剤も除草剤も、人間がつくり出した化学物質です。
しかし、本来結合すべきホルモンに代わってレセプターに結合してしまう物質を環境ホルモンとするならば、
フィトエストロゲン(植物由来の女性ホルモン)はどうなるのでしょう?
フィトエストロゲンも、エストロゲン・レセプターと結合して、エストロゲンに似た働きをします。
このため、イソフラボンなどのフィトエストロゲンも広い意味では「環境ホルモン」に入ると指摘する人もいます。
植物が、人間のエストロゲンに似たフィトエストロゲンという化合物を持つようになったのは、草食動物の生殖機能を低下させ、自分たちを食べつくされないように進化してきたためといわれています。
つまり、草食動物のホルモンをかく乱するのが目的だったというわけです。
しかし、いま、人間が「これを食べると生殖能力が落ちる」と心配するような豆類や野菜はありません。
これは、植物を食べる動物のほうでも植物性エストロゲンに対し耐性を持つようになったからと考えられます。
進化の過程で生まれたフィトエストロゲンと、近年になって生じた化学物質とは、一見似たような作用をしても、まったく別のものと考えて妥当でしょう。
それどころか、フィトエストロゲンの効力は、人間の役に立ってさえいます。
フィトエストロゲンがレセプターと結合していれば、化学物質の「環境ホルモン」は入ってこれません。
その結果、人間は、化学物質の悪影響からからだを守ることができます。
また、エストロゲンの不足からくる病気に対しては、エストロゲンの代わりとなり、病気を予防、改善します。
一方で、乳ガンのようにエストロゲンの過剰が二因となっている病気では、本来のエストロゲンの分泌を抑制し、病気を予防・改善させる効力を見せています。
ダイオキシンとは?
人類が生み出した最強の毒物といわれ、遺伝子を傷つけ、奇形誘発や発ガンの原因となる。
最近は、環境ホルモンとしても注目されだしたが、無法工業先進国である日本は世界最大のダイオキシン汚染国と指摘されている。
脂肪に溶け込む性質があるため、母乳を通した赤ちゃんへの影響が心配される。
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イソフラボンは女性ホルモンに似ている
イソフラボンは、植物のなかでも、大豆、特にその胚軸(芽)に多く含まれている化合物で、現在、12種類が確認されています。
欧米の研究者が、大豆イソフラボンに注目するようになったひとつのきっかけは、
アジア人及び日本人には、欧米人に多い乳ガン、前立腺ガン、大腸ガンなど、エストロゲンの影響を受けるガンや心臓病などが少ないということに気づいたからです。
ホルモンが深くかかわっている病気が少ない! ということは、イソフラボンにホルモンのような性質があることを示しています。
植物の成分ですから、人間のホルモンの定義を当てはめることはできませんが、種子の発芽や成長を調整しているという点では、イソフラボンは、人間のホルモンと同様の働きをしているといってよいでしょう。
大豆イソフラボンの代表は、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインです。
これらの化学構造は、エストロゲンに非常によく似ています。
そして、弱いながらも、エストロゲンと同様の効力を持っているため、女性様ホルモン、また、「フィトエストロゲン羅物由来の女性ホルモン)」とも呼ばれています。
エストロゲンと同様の効力を持っているといぅことは、人間のからだのなかにじょうずに取り入れることができれば、エストロゲンの不足を補えるということになります。
イソフラボンの摂取が、エストロゲンが不足してくる更年期以降の女性の体調を整えたり、ホルモンに関連した病気の予防や治療に結びついているのはこのためです。
ただし、大豆や大豆を利用した食品のなかでは、これらのイソフラボンは、糖と結合した配糖体という形で存在していて、そのままの形では吸収することができません。
自然の食物からフィトエストロゲンをとるには、その食物が、腸内で、ビフィジス菌などの細菌により糖加水分解されなくてはならないのです。
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