薬効の意味
「生命が本来持つ力によって、健康をコントロールしていく」
という考え方の表れのひとつが、自然に存在する薬効成分への関心の高まりでしょう。
ビタミンC、ベータカロチン、食物繊維、魚貝類のDHA、赤ワインなどのポリフェノール、これらのブームは、普段から健康を維持しておきたいという志向の表れでしょう。
しかし、その反面では健康への不安の高まり、特に食生活の面では、一見グルメで何でも手に入る食生活をしているつもりではあっても、実はジャンクな食生活を送っているのではないかとの心配もあるようです。
そうした意味では、食物繊維でもDHAでも、またポリフェノールの例にしても、身近な食品の中に意外と健康に良い成分があるのだと気づいたことは、ある種の「衝撃」であったかもしれません。
同時に、これまで効率的(簡単な調理でいつでも食べられる)、あるいは、美味さのみを追求してきた「時期(グルメブーム)とは違った価値があらたに加わったといえます。
そしてまた、ここに大豆という日本人が慣れ親しんだ食物も中に、イソフラボンやレシチンといった優れた薬効成分が見つかったわけです。
しかし皮肉なことには、こうした自然界にある栄養や薬効成分が注目されているのとは逆行するかのように、現実に私たちは普段の食事からはこれらの栄養を摂取しにくくなってきました。
その理由としては、近年の野菜は以前に比べて栄養素や食物繊維などの含有量が減ってきていること。
また、中食として、加工食品や調理済み食品を利用する機会が増え、
食物をそのまま料理することが少なくなってきたこと、などがあげられます。
私たちは、かつてのような恵まれた自然と、手間暇かけたほんとうの意味での「グルメ」志向を取り戻さなければならないのですが、
まずは幸いなことに、私たちは新しい抽出技術によりこれらの栄養素をかんたんに摂取することができます。
普段はとりきれない栄養をおぎなうというところに健康食品の意味があるのです。
そしてまた、自然の恵みによる薬効を知った今、自然の大切さをあらためて考える機会を持ちたいものです。
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